1月の読書記録

2020年1月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:678ページ
ナイス数:16ナイス

https://bookmeter.com/users/541199/summary/monthly
■次の震災について本当のことを話してみよう。
昨年11月、著者の講演を聞く機会があった。本書と同名のタイトルで、1時間半ほどの講演時間は情報量が多くて話に付いて行こうと精いっぱいだった。本書の前半は大河ドラマを取っかかりにドラマで描かれた時代の災害について解説したり、古文書に書かれたことと現在を照らし合わせたりしており、「次の震災」にどう結びつけていくのか途中まではよく分からなかった。要は将来起こりえる南海トラフ地震まで、過去から学び備えようということなのだろう。昨年の台風の経験も合わせて理解を深めたい。
読了日:01月14日 著者:福和 伸夫
https://bookmeter.com/books/12428172

■数学文章作法 推敲編 (ちくま学芸文庫)
基礎編に引き続き、推敲編も読了。「読者のことを考え」てよりよい内容に仕上げるために、「著者の帽子を脱いで読者の帽子をかぶる」というのは分かりやすい喩えだった。自分で書いた文章は自分にはよく分かっているから、意識を切り替えなければならない。なぜ読者が誤読するのかといえば、著者が誤読を誘うような書き方をしているから。当然過ぎると思うが、その当然のことがなかなかできないからこうした本が必要とされるのだろうな。推敲をやめたくない心理の項が面白かった。
読了日:01月11日 著者:結城 浩
https://bookmeter.com/books/8653540

■数学文章作法 基礎編 (ちくま学芸文庫)
私は数式の混じった文章は書かないからどうしようと迷いつつ購入。結果としては数式が入ろうと入るまいと関係ない内容だった。文章を書くに当たっては「読者のことを考える」という背骨があって、そこに肉付けしていく際の注意点が書かれている。本書は分量も多すぎず、簡潔な説明で大変分かりやすい。自分がブログや仕事の報告書を書くときにも役立てそうだと思った。
読了日:01月03日 著者:結城 浩
https://bookmeter.com/books/6574310


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読みかけが3冊あるのもあって、読了したのは少なかった。