2月に読んだ本のまとめ

2020年2月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:525ページ
ナイス数:11ナイス

https://bookmeter.com/users/541199/summary/monthly
■宇宙を生きる:世界を把握しようともがく営み (入門!ガクモン 人気大学教授の熱烈特別講義)
ハンセン病療養所の長島愛生園に天文台があったという著者のツイートを読み、そのことが知りたくて読んだ。本書の中でほんの10ページほどの記述。それくらい知られていないことなのだろう。「世界を把握しようともがく営み」という副題の意味と合わせて考えてしまう。単なる天文ファンというだけでない、いろいろな気持ちがあったのだろうと思うと胸がいっぱいになる。巻末の宮野公樹氏との対談も面白かった。一応言い訳しとくと、それらの部分だけでなく全部通読しましたよ。
読了日:02月23日 著者:磯部 洋明
https://bookmeter.com/books/13599364

風評被害 そのメカニズムを考える (光文社新書)
何かに付け「風評被害」という言葉が飛び交う昨今、そもそも「風評被害」とは何かを明らかにする本。単なる噂ではないのだが、それとほぼ同義で使っている人も少なからずいる印象がある。ある事象について「風評被害である」と言うとき、そう言う側は何ら問題ない、安全であるのにもかかわらず危険視されていると思っているのに対し、実際に危険だから危険だと言うのだとして「風評ではなく実害」と主張する人がいるのは、この数年嫌と言うほど見てきた。その認識のズレを解消するものはないのだろうか、という疑問が深まるばかり…
読了日:02月21日 著者:関谷直也
https://bookmeter.com/books/3245672

■ろう者のトリセツ 聴者のトリセツ ろう者と聴者の言葉のズレ
数年前、自治体主催の手話講習会に行き、少しだけろう者の世界を教えてもらった。帯にもある「9時10分前」の解釈の違いはそのときに聞いた記憶がある。この本で思いのほか言葉のズレがあると知り、ろう者にとって日本語は第二言語なのだと改めて思う。後半には聴者でも解釈の分かれる言い回しがいくつか挙げられ、日本語の曖昧さについて考える契機になった。聞こえていても聞こえていなくても認識にズレがあるのが当たり前としてコミュニケーションを図るのが大切なのだろう。と、ありきたりな感想だけど。
読了日:02月07日 著者:
https://bookmeter.com/books/323571


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