7月の読書記録

2020年7月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1217ページ
ナイス数:31ナイス

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■1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術
「結論から話せ」とはよく言われるが、いざとなると時系列で順を追って話す方がいいのか迷ってしまいがち。でもグズグズ話すと結局何を言いたいのか、聞いている方には分からない。プレゼンでもなんでも、なぜ話すのか。理解してもらうだけでは足りなくて、相手に何らかのアクションを起こしてもらうため。そのゴールを見失わないように話を組み立てるよう、意識していこう。
読了日:07月26日 著者:伊藤 羊一
https://bookmeter.com/books/12765795

■トラックドライバーにも言わせて(新潮新書
著者は元大型トラックのドライバー。一昔前なら「女だてらに」と言われたのだろうか。私は以前スーパーで事務員をしていたので、配送のトラックドライバーとはそこそこ顔なじみになり、中には女性もいたのを懐かしく思い出す。街中で右折や合流などの時に大型のドライバーがよく譲ってくれることに感謝しつつも少し不思議だったが、その理由がよく分かった。今まで高速でイライラしてごめんなさい。それにしても、様々な規制は何のためにあるのか、また中途半端な規制緩和によりどう改善されたのか、全く分からないのは不幸なことにしか思えない。
読了日:07月22日 著者:橋本愛
https://bookmeter.com/books/15599757

■孤塁 双葉郡消防士たちの3.11
図書館本。原発事故や放射線被曝影響などについての著者の主張に疑問があるので、これを読むのはためらったが、結論から言うと読んで良かった。時系列でひたすら事実を追っていくスタイル。登場する消防士の動きも客観的な事実を書いているだけ。それだけに、時折挟まれる消防士の気持ちの揺れに胸を締め付けられる。それにしても、あの大災害直後とはいえ、あまりに混乱して最低限の情報すらないまま、「特攻」ともいえるような活動をしていたとは。今なお表舞台には出ていない人達の記録が残されたのはやはり良かったのだと思う。
読了日:07月15日 著者:吉田 千亜
https://bookmeter.com/books/14999194

■どこからが病気なの? (ちくまプリマー新書)
ひとえにタイトルに惹かれて購入。かつて私は激痛の原因が分からず、どこの病院に行っても「気のせい」「アナタは人一倍痛みに弱い」と片付けられていた。いいかげん諦めた頃に無理矢理連れて行かれた病院で、診断名がつき、心底ホッとしたものだった。病気とわかると安心することもあるし、病気と平気の境目なんてはっきりと引けない。私の病もだが、時間の経過によって分かることもある。読みやすい文体と、自分の経験に引きつけたことで、一気に読了した。
読了日:07月11日 著者:市原真
https://bookmeter.com/books/15066519

■首都感染 (講談社文庫)
新型コロナウイルスという新興感染症が発覚した頃にツイッターで話題になっており、ようやく読んだ。「まるで予言の書」という評判は知っていたが、まさかこれほどまでとは。いまのところ現実には東京を完全封鎖には至っていないが、それは本当に幸いなのだと思った。世界の惨状が伝えられていても実感がなかったけど、きっとこうなのだと思い描いていた。物語は劇的な効果のあるワクチンが開発されて終わったが、リアルにはいつになるのだろうな。
読了日:07月01日 著者:高嶋哲夫
https://bookmeter.com/books/10995869


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